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12月21日に、川崎市にて、
SNSを活用して大成功をなさっている
ものづくり中小企業の経営者さんたちとの
パネルディスカッションでモデレータを
務めさせていただきました。

30代と40代と50代の3人の社長様、
それぞれに厳しい環境下で、TwitterやFacebookを使って、
自社オリジナル商品を作ったり、受注獲得、地域を越えた連携、
被災地をものづくりで支援など・・驚くべき結果を次々に出していらっしゃいます。

そのSNS活用のイベントを終えての感想を書いてみました。

社長様たちのお話をうかがって、
SNSやブログなどインターネットが、
企業の世界でも権力構造を変えることを確信しました。

ネット革命によって消費者が強くなるということは、
繰り返し言われ、「消費者主権」「消費者革命」なる言葉が
飛び交いましたが、その延長線上には、
小さな企業による企業社会の権力構造も変わりつつあるように思います。

【資本力から人間力へ】

大企業は、「資本力」や企業名などの「ブランド」や「信頼」
という価値を、そこで働く社員たちに与え、
大企業に属した方が、様々な交渉ごとを優位に運ぶことができました。

一方、そうした「資本力」や「ブランド」などが
大企業に比して少ない小さな企業の社長さんたちは、
「技術力」と「人間力」を磨くことを通じて、
ビジネスの世界を渡ってきました。

そうしてやってきたのが、ネットの時代。

ネットの世界では、企業や組織など、
人間の心と個性を表現できないものには、
人が集まってこないようです。
その個性は、多種多様で良く、
異なる個性に共感するそれぞれの人々との関係が深まって行きます。

個性は違えども、共通に求められるのは、利己的でなく、
人を思いやる気持ちを持って発信しているかどうか。

つまり、小さな企業の社長さんたちが磨いてきた
個性とも言える「技術力」と人を思いやる「人間力」が、
価値となり、強みとなり、ブランドとなり、そして、信頼となり、
小さな企業同士が、地域を越えてつながることで、
あたかも大きな会社のような役割分担を行い、
大きな事業を実現することができるようになりつつあります。

【固定した大組織から柔軟な大組織へ】

あたかも大企業のごとく小さな企業が集まって
動き始める取り組みは、まずは国内だけのつながりから始まりますが、
この動きが本格化して行けば、国内外の小さな企業がつながりあって、
あたかもグローバル企業のような動きをする日がやってくるに違いありません。

アメーバ経営を大きな企業の社内で実現するのではなく、
小さな企業が連携して、ネットを介してアメーバ経営を実現するとも
言い換えることができるかもしれません。

*リンクは、昨日のパネルでもご一緒した社長様達の取り組み。
寄付を集めて届けるのではなく、寄付を何倍もの価値にして
復興支援に取り組むというものづくり企業の連携です!
製造業的復興支援プロジェクト
http://www.facebook.com/mono.shien?sk=wall

サウジアラビア訪問、第一日目には、
「サロン」と呼ばれる女性だけの施設を訪問しました。
もちろん、訪問できるのは女性だけ。
男性は外で待っていただきます。

ちなみにサウジの首都リヤドだけで、
サロンは4500軒もあるそうで、
値段も30リアル〜2000リアル(約600円〜4万円)と
幅広く、貧しい人からお金持ちまで、すべての女性は
サロンに通っているのだと言う説明を受けました。
ある意味、美容室に通うことと同義だと思います。
 
訪問したリヤド最高級と言われるサロンでは、
レストラン、高級雑貨ショップ、フィットネスクラブ、
エステ、語学教室などが入っていて、
一日滞在していても十分に楽しめる場所です。
 
 入り口の男性ガードマンのいる門を抜けると、
そこには宮殿のような庭園が広がり、
入り口を入ると、またまた宮殿のようなインテリアをしつらえた
広間に迎えられます。そして、中は女性だけの世界。
だれもアバヤ(民族衣装)を着ていません。
アバヤを着て入った私たちだけが、逆に浮いてしまい、
なんだか恥ずかしくて、急いでアバヤを脱がねば・・と
そんな気持ちになりました。

それぞれの女性がそれぞれの素敵な装いをして食事をとり、
若い人からそれなりの年齢の人までが、スポーツクラブで汗を流し、
テコンドー、バレー、空手などのワークアウト、
プールでのエクササイズなどに励んでいます。
当然、プールでも、イスラム教徒用の水着ではなく、
普通の水着を着ています。

エステでは、ここでしか手に入らないという
高級な輸入スキンケア用品が販売され、
ヘアケアからスキンケア、そして、眉やアイラインの入れ墨、
日焼け、医学的なコラーゲンの注入などの幅広いサービスを展開しています。

少し面白かったのが、日焼けの機械の存在。
立ったまま20分カプセルに入って日焼けする機械で、
最近、若い世代に人気だとか。
元々色白でないサウジ人がさらに黒くなってどうするのか?
と思ったら、ビヨンセなど海外のアーティストに影響されているのだとか。
日本でもギャルたちが色黒になるのが流行りましたが、
どこの国でも同じなのですね。

とにかく女性たちの出費の第一位がコスメだそうで、
美しくなるためには大変な努力をしている女性たち。
こうしたスパだけでなく、女性だけが集まる場所では、
職場も含めて、みんなアバヤを着ておらず、
それぞれのファッションを競っています。
それはそれはゴージャスです。しかも、
女性だけでのダンスパーティが多くあるようで、
そのためには、セクシーなドレスも不可欠です。

 夫や家族以外には決して見せることのない
女性たちの現実の姿は、相当にセクシーで・・、
やはりアバヤを着ていないと、とても男性たちは、
職場にあんなセクシーな女性たちがいたら、
仕事にならないのではないか…と思います。
サウジの女性たちのゴージャスな体型の素晴らしさと
顔の美しさが故にアバヤが必須になったのではないかと思った次第です。
(サウジ人いわく宗教的理由だそうですが・・)

残念ながら女性エリアでの写真は禁止されていて、
写真がありませんが・・。

水着売り場の写真を添付しておきます。全部ビキニです!
30年近くサウジに住んでいるインド人男性も、
「こんな水着をサウジ人が着ているなんて・・水着売り場を初めて見た」
と言っていました。。

dsc00629.JPG

12月9日からサウジアラビアに移動し、
10日と11日は首都リヤド、今日12日から商都ジェッダで視察をしています。
今回のミッションは、JETROさんのサウジアラビアの女性市場調査。

実は、これまでサウジアラビアでは、
女性が働くことは例外的な行為だったのですが、
来年2月からは企業は女性の雇用を必須とする通達が施行され、
7月には女性の下着店と化粧品店に限り、
店員を全員女性にしなくてはいけません。

そんなわけで、政府主導で、急激な女性の社会進出が進む
サウジアラビアで、一体何が起こっているのか、
女性たちはどういう状況なのか、そして、その女性たちの消費市場に
日本企業が進出するチャンスがあるのかなどを、
サウジの会社や経済団体などを訪問しながら、調査をしています。

なにしろ、女性と男性が公の場所で一緒にいることを良しとしない
サウジでは、女性専用のショッピングフロアや女性の職場には、
男性は一切はいることができず、現地のJETROの男性の方々も、
今回ばかりは、日本から来た私たち4人の女性が視察中は、
外で待機という場面もしばしばです。

とにかく驚きの連続です。

*写真は、モールの化粧品コーナーです。
サウジでは、まだ化粧品も女性用下着も、男性が売っています
img_1600.JPG

**私のオフィシャルFacebookに投稿した内容を若干修正して、当ブログに掲載しています。
 Facebookのアドレスは、http://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official です。

地球温暖化対策を世界規模で議論する国連の会議「COP17」が、
2011年11月28日から2週間、ダーバンで開催されました。

3年前のCOP15から傍聴の機会をいただいており、
今回を含め傍聴した3回のCOPの変遷をご報告しておきたいと思います。

初めての傍聴は、コペンハーゲンでのCOP15でした。
先進国閣僚が集まり、ポスト京都の枠組みを作ろうと試みましたが、

中国の傍若無人とも言える反対姿勢に、ほぼ何も決められないまま、
「コペンハーゲン・アコード
(当初は、アコードという言葉がイマイチしっくり来なくて、
「合意」でいいの?という感じでした。)」という
曖昧なとりまとめがされました。

そして、翌年のカンクンでのCOP16は、日本が会議の最初に、
世界で温室効果ガスを排出している大国が参加しない京都議定書は、
地球温暖化対策にはならないとして、延長に反対の姿勢を明確に示し、
ある意味「王様は裸だ」と勇気ある指摘をしたことによって、
京都議定書国批准国とそれ以外の国々が、
一応、全員参加となるようなベースとなる「カンクン合意」が採択され、
コペンハーゲンでの混沌とは打って変わって、閉会時には拍手喝采も起こりました。

今年のダーバンでのCOP17は、
昨年、京都議定書の延長を決定できなかったEUの巻き返しと、
世界からリスクとしてみられるようになった中国の姿勢への注目、
全員参加の枠組みを主張する米国、そして、
京都議定書の延長反対姿勢を明確にした日本・カナダ・ロシア、
資金援助と技術援助を求める新興国・途上国、といった勢力図の中での開催でしたが、

とにかく排出権市場を守りたいEUの頑な京都議定書延長論によって、
「EUだけでも京都議定書の延長を批准せよ」という
新興国・途上国の包囲網にEUが苦しい立場になっているようです。

もちろん、まだ会議が終わった訳ではないので、
最後の最後に何が出てくるかわからず、予断は許されない状況です。

また、今回のCOP17は、新興国である南アフリカが主催であることから、
新興国・途上国にとっての実利ともなる、資金援助の仕組みである
GCFというファンドなどの支援のプログラム(このGCFについては、
ほぼ先進国も合意しまとまりつつあります)が決まれば良いのではないかと
私は思いますが、無理矢理、京都議定書の延長や先進国への圧力を
かけるような動きが最後に出てくると、南アフリカにとって、
取れるものも取れないという最悪のことも起きるかもしれません。

私は、ダーバンを離れてしまったので、後は、現地の方々の情報を待つばかりです・・。

来年のCOP18は、カタールでの開催とのことですが、
中東の国が議長国になるとすると、今度はどんな思惑が働くのでしょうか。